大腸がんは治療で治せる|明日を掴み取れ!

第四のがん治療

	看護師

免疫細胞の培養

がんの治療は、外科療法と化学療法と放射線療法の、いわゆる三大治療によっておこなわれています。ところがこれらの三大治療には、体にある程度の負担を与えるというデメリットがあります。外科療法の場合は、臓器などの一部を切り取ることになるので、それによって体の機能が低下します。化学療法と放射線療法の場合は、がん細胞と一緒に健康な細胞も増殖しにくくなることがあり、それによりやはり体が衰えやすくなるのです。そのため昨今では、体に負担を与えない免疫細胞療法が、第四のがん治療として取り入れられるようになっています。免疫細胞療法とは、免疫細胞を患者から取り出して培養し、数を増やしてから体内に戻すという治療です。免疫細胞を増やすだけなので体には負担が与えられませんし、それでいて免疫細胞の働きにより、がん細胞は減少していくのです。

転移や再発の確率が低下

免疫細胞療法の長所は、体に優しい点だけでなく、入院せずに済む点にもあります。免疫細胞は、患者から採取した血液を使って培養されるのですが、培養には約2週間かかります。したがって免疫細胞療法では、2週間に1回のペースで通院し、採血と免疫細胞の注入とをおこなうだけで済むのです。これによりがん細胞が少なくなれば、がんは進行しにくくなりますし、転移の確率は低くなります。つまり、それだけがんが治りやすくなるということです。また、がんが治った後にも、免疫細胞療法がおこなわれることもあります。がんは治ったとしても、新しいがん細胞が誕生することで、再発する可能性があります。しかし免疫細胞療法を受けていれば、新しいがん細胞は免疫細胞に撃退されるので、再発の心配は少なくなります。こういった点からも、免疫細胞療法は注目を集めているのです。